JJF Voice Vol.4寄り道編 – インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

ちょっと寄り道

クリストファー・イブのお話




インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 代表取締役 クリストファー・イブ

代表取締役 クリストファー・イブ






今回のJJF Voiceはちょっと寄り道編。

2020年10月に開催されるジャパンジュエリーフェア(以下、JJF)は、今年で28回目を迎えます。2007年から主催業務に携わり、その成長を見届けてきた弊社代表取締役クリストファー・イブに、ジャパンジュエリーフェアへの思いと今後の動向について、直撃インタビューをしました。

 

―(一社)日本ジュエリー協会と共催のジャパンジュエリーフェアは今年で28回目を迎えます。

ジュエリーの展示会を弊社で始めるきっかけは何ですか?


日本でジュエリーの展示会を始める以前は、香港ジュエリーフェアに出展する、日本企業の出展サポートをしていました。1996年に初めて日本の窓口として香港ジュエリーフェアに参加して以来、毎年増え続ける日本の出展社と海外バイヤーとのビジネスを目の当たりにし、また、毎年高まるその熱気に大変驚いたのを覚えています。

日本の出展社は非常にやる気に満ち溢れ、バイヤーとの商談に積極的であると同時に、良質な商品を扱う誇りと熱意が感じられ、その様子は他の産業の展示会では見たことのない光景だったのです。その時私は、日本のジュエリー業界がこれから成長していく可能性を感じました。

その後、(一社)日本ジュエリー協会(以下JJA)が主催していた日本のジュエリーの展示会を共催するチャンスを得て、現在に至ります。インフォーマ マーケッツ ジャパン(株)としても、JJAと共通した認識の元でBtoB展示会を開催できたことや、プロのための展示会である理念を固く守り、今日まで開催を続けてこられたことを誇りに思います。











様々な産業の展示会を開催しているインフォーマ。
世界のインフォーマグループにとってジュエリー産業の展示会はどう位置付けられていますか?




ジュエリー業界は、インフォーマグループ全体にとってもアジアを中心に多くの国や地域で展示会を開催している重要な産業分野です自由貿易としての都市機能がジュエリー展示会に適していたことや、中国市場の巨大化を背景に、香港のジュエリーフェアは、世界最大規模の展示会に成長しています。
グループとしては、香港を中心にすでに展示会を所有している国々だけでなく、より多彩な市場での展示会の開催を計画しており、そういった点からも、グループ全体にとってその重要度はさらに大きくなるだろうと考えています。



 

――新型コロナウイルスの影響は様々なビジネス業界に広がっています。
今後、展示会はどのように変化していくと考えていますか?




インフォーマ マーケッツとしても、年に一度、展示会の会場に集まるというビジネスモデルから、一年を通して出展社と来場者が商談できるビジネスに移行していく方向性で調整をしていましたが、今まではIT技術の面で困難な部分がありました。しかし現在はIT技術の急速な発展やツールの開発が進み、インターネット環境も整い、とても便利になりました。そういった意味では、新型コロナウイルスは私たちのライフスタイルや働き方に大きな影響を与えたと同時に、いい意味での“変革”のきっかけを与えてくれたとも考えています。 

ECサービスが加速していく中で、発展しやすい産業もありますが、高額商品を扱うジュエリーは、まだ改善の余地が大いにあります。 ジュエリーは実際に物を見て商談することが根底にあるように思いますが、今後はガイドラインに準じて、密を避けることも考慮しないといけません。
そこで、私たちインフォーマ マーケッツは、オンライン上で商品の取引ができるようなプラットフォームを準備中です
“Transaction(取引)”がキーワードとなるこのサービスを早期に展開し、ジュエリー業界のさらなる発展に貢献できることを願います。











――来場される皆さまへ、本展のアピールポイントを教えてください。




ニューノーマルの時代と言われるように、今まさに日本のビジネスモデルが大きく変化してきています。今後はそれがスタンダードになっていくでしょう。業界のビジネスも同じく変化を遂げるなかで、サプライヤーからも新しい提案が出てくると思います。JJFに来場することで、いち早く情報を手に入れていただきたいと思います。

皆さまが安心してご来場できるよう、様々な対策を講じながら運営をしてまいります。最新情報は弊社ウェブサイトに随時アップデートしておりますので、ぜひご確認ください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。最後となりますが、インタビューを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

おわりに



今回のJJF Voiceはちょっと寄り道編と題して、弊社代表取締役のクリストファー・イブに直撃インタビューをしました。今後の展示会の動向や、現在進行中のプラットフォームの話題など、普段は聴くことができないような話を聴くことができました。
日本のジュエリー業界がまだまだ頑張れる姿を、今後も期待したいですね。







●記事の内容やご出展に関するお問い合わせはこちらから



記事:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 櫻井宏美